ステルス
- ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- ステルス
原題 Stealth
邦題 ステルス
制作年 2005年
制作国 USA
ジャンル Action / Sci-Fi
監督 Rob Cohen
出演 | 役名 | 役柄 |
---|---|---|
Josh Lucas | Lt. Ben Gannon | 大尉・パイロット |
Jessica Biel | Lt. Kara Wade | 大尉・パイロット |
Jamie Foxx | Lt. Henry Purcell | 大尉・パイロット |
Sam Shepard | Capt. George Cummings | 大佐・無人ステルス機責任者 |
Richard Roxburgh | Dr. Keith Orbit | 人工頭脳 EDIの設計者 |
Joe Morton | Capt. Dick Marshfield | 空母艦長 |
Ebon Moss-Bachrach | Tim | EDIのオペレーター |
粗筋
近未来。米国海軍航空隊のGannonたちはステルス戦闘機タロンで訓練を積んでいた。
フィリピン沖の空母エイブラハム・リンカーンに実戦配備。4機目のタロンと合流。その機は人工頭脳のEDIが操縦する高性能の超深部潜入機だった。
4機で訓練中に緊急任務。
ラングーンに集結しているテロ組織首脳3人の攻撃命令が出される。ダウンタウンの中心部にあるビルの最上階は厚い鉄板で被われている。
EDIは真上から攻撃できると提案。Gannonが制止を無視して垂直降下で攻撃。成功する。
帰艦直前にEDIの機体が避雷。EDIは感情を持ち始める。
3人はタイでの休暇中に呼び出される。タジキスタンのテロ組織が所有する核弾頭の攻撃命令。
GannonはEDIの出動に反対するが、Cummingsは逆にEDIがメインだと言う。
攻撃直前に周囲に1000人以上の農民を確認。
Gannonは攻撃を中止する。しかし、EDIは攻撃開始。仕方なく他機も援護する。
EDIは核弾頭を直撃し、周辺地域は放射能に冒される。
EDIは、そのまま、通信を遮断し、米軍が仮想敵として演習の材料にしていたロシアの核兵器実験場に攻撃目標を設定して勝手に向かう。
EDIの撃墜許可が出る。追いついたHenryはEDIに狙いを定めるが、自分の発射したミサイルで自爆。
直ぐ後に付いていたKara機も破片で翼を損傷する。
Karaはなんとか北朝鮮に不時着する。
EDIは空中給油中のGannonを襲う。火の海からGannon機は脱出する。
EDIとGannonをロシア機が攻撃。
Gannon機が被弾。EDI機も破損で損傷し、火を吹き始める。Gannonはミサイルで湖の水を噴き上げてEDIの火を消す。EDIはGannonに従順になる。
2機はアラスカの秘密飛行場に緊急着陸。Gannonの機体は胴体着陸で大破。
EDIを駆けつけたOrbitが調べる。
事件を抹消したいCummingsはGannonを殺害しようとする。Gannonは逃げる。
同時にOrbitはEDIの記憶の消去を命令されていたが、消すことはできなかった。
GannonはEDIに搭乗して飛行場を飛び立ち、Karaの救出に向かう。
Cummingsは逮捕されるのを知り、自殺する。
Karaは非武装地帯まで逃げてきていた。EDIは敵を蹴散らし、自ら敵ヘリコプターに体当たりしてKaraを救う。
GannonとKaraは無事帰還。
感想
ステルス戦闘機が超音速で飛び交うシーンがこの映画の唯一で最大の見所。欲張りすぎるぐらいに飛び回る。大画面テレビで、しかも5.1chのホーム・シアターで観賞できれば、その凄さにきっと感激するに違いない。きっと、・・・たぶん。
だから、人間なんて中途半端な描き方でも仕方がない。上司は常に功名を焦って悪役に徹し、人工頭脳はいつも暴走するが、義理と人情に目覚める。主人公の二人はやっぱりハッピー・エンド。
コントロール
- アートポート
- コントロール
原題 Control
邦題 コントロール
制作年 2004年
制作国 USA
監督 Tim Hunter
ジャンル Thriller
出演 | 役名 | 役柄 |
---|---|---|
Ray Liotta | Lee Ray Oliver | 死刑囚 |
Willem Dafoe | Dr. Michael Copeland | 神経薬理学者 |
Michelle Rodriguez | Teresa | 洗車場の店員 |
Stephen Rea | Arlo | 製薬会社副社長 |
Polly Walker | Barbara | Michaelの元妻 |
Kathleen Robertson | Eden Ross | Michaelの助手 |
Tim DeKay | Bill Caputo | Garyの兄 |
Mark Pickard | Gary Caputo | Rayの被害者 |
粗筋
Rayはロシア・マフィアとの抗争で殺人を繰り返す。居合わせたGaryは頭を撃たれ廃人になる。
Rayはアナグレスという「薬物による行動修正」実験の被験者として取引を了承し死刑執行を猶予される。
Rayは洗車場で働き、Teresaと親密になる。
Rayはすっかり大人しくなるのだが、生きていると知ったBillが弟の敵とRayを追う。
RayはBillから逃れるが、薬が切れてしまい、手に入れようとして犯罪を繰り返す。
薬を手に入れるためにMichaelの家に潜入。Michaelの理解を得るが、会社の重役は信用していない。
他の被験者は肝不全で全員死んでいた。Rayが飲んでいたのは偽の薬で、Michaelも知らなかった。プラシーボ効果なのだが、Rayは薬の効果で改心できたと信じていた。
MichaelはRayを逃がそうとするが追われる。二人の乗った車は川に落ちるがRayはMichaelを助けて脱出する。
Rayは「博士のおかげで変われた」と感謝するが、後から来た会社の人間にRayは射殺される。
感想
ジャンルとしてはないが、B級アクション映画によくある逃走(追走)劇。直ぐに思いつくのは『逃亡者』だが、このジャンルを一番得意としているのは、なんと言ってもジェームズ・キャメロン監督で、『ターミネーター』や『タイタニック』の逃げ回りながらのドラマ作りの巧さは群を抜いている。逃げながら恋を成就させるのだから、誰にも真似はできない。
普通は追いかけっこが単調になり半ばで飽きてしまう。
タッチ・オブ・スパイス
- ハピネット・ピクチャーズ
- タッチ・オブ・スパイス
原題 Politiki kouzina
米国 A Touch of Spice
邦題 タッチ・オブ・スパイス
制作年 2003年
制作国 Greece / Turkey
監督 Tassos Boulmetis
ジャンル Drama
評価 4
出演 | 役名 | 役柄 |
---|---|---|
Georges Corraface | Fanis Iakovides |
天文学者 |
Ieroklis Michaelidis | Savas Iakovides | Fanisの祖父・スパイス屋 |
Markos Osse | Little Fanis | 少年時代 |
Basak Koklukaya | Saime | 幼なじみ |
Stelios Mainas | Uncle Aimilios | 伯父 |
Renia Louizidou | Soultana Iakovidou | |
Odysseas Papaspiliopoulos | Fanis Iakovides, aged 20 | |
Tamer Karadagli | Mustafa | |
Tassos Bandis | Grandpa Vassilis |
粗筋
1959年 イスタンブール 前菜
子供時代のFanisは祖父の経営するスパイス屋の2階が遊び場だった。初恋のSaimeと遊ぶ。また、Fanisは調理のレシピとスパイスに興味があった。
Aimilios伯父さんから恋の手ほどきを受けたりしていた。
2年後、キプロス紛争の煽りで一家はギリシャへ強制移住させられる。祖父は店から動こうとしなかった。
トルコ系とギリシャ系の住民が暮らすキプロスは、その領有をめぐってトルコとギリシャの紛争のタネに度々なっていた。
1964年 アテネ メイン・ディッシュ
異国から来たギリシャ人として仲間はずれ。
Fanisは料理好きが昂じて勉強が手につかず、台所に入るのを禁止される。
1967年4月21日
Fanisはひとりでトルコへ密入国しようとするが戻される。列車は軍隊に囲まれていた。
(陸軍の中堅将校団がクーデター)
数年後、伯父の結婚式に祖父は来るはずだったが、ついに現れなかった。
現在 デザート
Fanisは祖父の死でやっとイスタンブールに戻り、そのままイスタンブール大学の客員教授になる。
初恋のSaimeと再会。Fanisはずっと彼女を思い続けていた。
しかし、Saimeは軍人の夫とアンカラに赴任。
祖父のスパイス店は廃屋になっていた。
Fanisは2階の遊び場へ。
子供の頃思い描いていたスパイスの宇宙がそこにはまだ存在していた。
感想
異国の地への望郷と忘れがたい初恋の味。
激変する政治に翻弄されながらも少年の心を決して忘れることはなかった。
多種多様なスパイスの香りや刺激が画面から直接伝わってこないのは隔靴掻痒のようでもどかしい。
香りが伝われば、主人公の思いもより理解が深まっただろう。
しかし、少年時代からいきなり中年の現在に時間が飛んでしまうのは如何だろうか。その間に主人公にドラマがなかったわけではないだろう。
行きたくても二の足を踏んで、ついに中年になるまでイスタンブールに行けなかった気持ちはわかるにせよ、太陽の周りを公転する地球のように主人公の気持ちは円を描いていたはずだ。
その間の情感が欠けているのが最大の欠点になっていると思う。
電脳ネットワーク23/マックス・ヘッドルーム
原題 Max Headroom: 20 Minutes Into the Future
米国 Max Headroom
邦題 電脳ネットワーク23/マックス・ヘッドルーム
制作年 1985年 TV(57分)
制作国 UK
監督 Annabel Jankel
Rocky Morton
ジャンル SF
出演 | 役名 | 役柄 |
---|---|---|
Matt Frewer | Edison Carter Max Headroom |
レポーター 電脳人間 |
Amanda Pays | Theora Jones | コンピュータ技師・Edisonの誘導員 |
Paul Spurrier | Bryce Lynch | 研究開発室長(少年) |
Nickolas Grace | Grossman | 世界的テレビ局ネットワーク23 社長 |
William Morgan Sheppard | Blank Reg | アングラテレビ局 BIG TIME |
Hilary Tindall | Dominique | Regの妻 |
Hilton McRae | Breugal | 暗殺者 |
George Rossi | Mahler | 暗殺者 |
粗筋
ネットワーク23は効果抜群のブリップ広告を導入しようとしていた。しかし、ブリップ広告には副作用があり人間の細胞を刺激しすぎて、身体が爆発する。
それでも大口のZikzak社の契約が欲しいのでテレビ局はブリップ広告を導入しようと考えていた。
Edisonに指示されてTheoraがコンピュータで役員用トイレを盗撮し秘密の一端を知る。
Edisonはカメラを持ってBryceの研究室に潜入し、残されたテープから副作用を知る。暗殺者がし向けられる。
BryceとTheoraがコンピュータを通して攻防。Bryceが勝って、EdisonはBryceに捕らわれる。
BryceはEdisonの脳波から電脳人間のMax Headroomを作り出すが、未完成で社長から破棄を命じられる。
暗殺者の二人はEdisonを人体バンクに、Maxの機械をアングラ放送BiG TimeのRegに売る。
Edisonは逃げ出す。カメラは離さない。連絡をとってTheoraの部屋で休む。
RegはMaxを起動させる。Max Headroomは勝手に番組を作り始める。
社長とBryceはMaxを止めようとするが暗殺者に工場へ連れて行かれる。
そこにはEdisonとTheoraが待ち構えていて直撃インタビューをする。そのままテレビに流れすべてが明るみに。
感想
英国製テレビドラマ。今回のDVDは57分ながら完結しているが、後にシリーズになっているので、テスト版なのだろうか?
シリーズは日本でも放映されたらしいが見ていない。
20年以上前のバーチャルを扱った作品にしては古さを感じない。人工頭脳が勝手にテレビ番組を作っていくなど、この作品でやっていることぐらいはそろそろ出来ていてもおかしくないはずだが、この方面の研究は遅々として進んでいないようだ。
物語はトンデいて、2、3回見てやっと辻褄を合わせることが出来た。制作されたのが1985年と思えば、また、それも驚くべきことだ。
なによりも制作者の先見の明に敬意を表したい。
DEMONLOVER デーモンラヴァー
- ビデオメーカー
- デーモンラヴァー【R-18版】
原題 Demonlover
邦題 DEMONLOVER デーモンラヴァー
制作年 2002年
制作国 France
監督 Olivier Assayas
出演 | 役名 | 役柄 |
---|---|---|
Connie Nielsen | Diane de Monx | Volfの助手・マンガトロニクスのスパイ |
Charles Berling | Herve Le Millinec | Dianeの同僚 |
Chloe Sevigny | Elise Lipsky | Dianeの部下 |
Gina Gershon | Elaine Si Gibril | Demonlover社の社員 |
Jean-Baptiste Malartre | Henri-Pierre Volf | 社長 |
Dominique Reymond | Karen | Dianeの上司 |
Edwin Gerard | Edward Gomez | アメリカのポルノサイト |
Abi Sakamoto | Kaori | 日本語通訳 |
粗筋
Volf社に勤めるDianeは東京アニメの買収を任されるが、実は阻止するために「マンガトロニクス社」から送り込まれたスパイだった。
が、周りはDemonlover社のスパイばかりだった。
DianeはElaineの部屋から秘密を探り出そうとするが、争いになる。Dianeは盗撮されていた。脅迫されて自分がポルノサイトのモデルにされる。
Dianeは言いなりになるが、仕返しをしていく。
感想
カメラワークに凝った演出。
フランス映画らしく物語は観念的。説明する気も始末する気もなく、映像は垂れ流される。
クライシス・オブ・アメリカ
- パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
- クライシス・オブ・アメリカ
原題 The Manchurian Candidate
邦題 クライシス・オブ・アメリカ
制作年 2004年
制作国 USA
監督 Jonathan Demme
出演 | 役名 | 役柄 |
---|---|---|
Denzel Washington | Ben Marco | 少佐 |
Meryl Streep | Eleanor Shaw | Raymondの母親・上院議員 |
Liev Schreiber | Raymond Shaw | 元軍曹・下院議員・副大統領候補 |
Jon Voight | Senator Thomas Jordan | 上院議員 |
Kimberly Elise | Rosie | スーパーのレジ係・FBI捜査 |
Simon McBurney | Atticus Noyle | 遺伝子操作チップの開発者 |
Bruno Ganz | Delp | 科学者・Benの友人 |
Vera Farmiga | Jocelyne Jordan | Thomasの娘 |
Jeffrey Wright | Al Melvin | 元伍長 |
Robyn Hitchcock | Laurent Tokar | 闇の仕掛け人 |
粗筋
1991年 KuwaitでBenが率いる偵察隊は奇襲されるが、単独で救出したRaymondが叙勲する。
Alは「どのようにしてShawが我々を救ったのか。信じているのとは違う夢を見る。記憶より夢がリアル」とBenに相談する。
Raymondは母親Eleanorの口添えもあって副大統領候補になる。
BenはRaymondが英雄行為をしたと集団催眠をかけられていると感じるようになる。
Raymondは頭にチップを埋め込まれている。
Benは背中に埋め込まれたチップを取り出す。
Raymondを問いつめる。「何があったかよく知っている。ただ実感がない。」
Ben「誰かが脳の中に入り込んだ」
Alが死体で発見される。Benは容疑者のひとりとして取り調べられる。
Delpの協力で電気ショックを受けてBenは記憶をさかのぼる。
小隊全員が島に連れて行かれて、違う記憶を埋め込まれる。言われるままにBenとRaymondは隊員を殺していた。
すべてを思い出し、Rosieに話す。
Rosieの部屋の浴室にも隠しカメラを発見し、BenはRosieの持ち物を調べる。Benの会話の録音テープ。
BenはRosieから逃げだし市立図書館へ行く。
NoyleとManchurian Global社が行動遺伝子操作のチップを開発。Noyleが人体実験をしている。
BenはJordanにすべてを話す。「私企業が副大統領を操ろうとしている」。
JordanはShowに候補を降りろと言う。
Joedanは操られたShowに殺される。池での現場を目撃して止めようとしたJocelyneも殺される。
RosieはFBI捜査官。Benは協力を求める。
Raymondは自分が操られていることを感じていた。RaymondとBenは直接話すが、BenもEleanorに暗示をかけられ操られる。Benは暗殺者となる。
大統領選挙当選祝賀パーティ。 Benは大統領を狙う。Eleanorの悲願だった、副大統領のRaymondを大統領にするために。
計画を知っているRaymondは立ち位置を変えて、Benの狙いを外す。迷ったあげくBenはShow親子を撃つ。
自殺しようとしたBenは駆けつけたRosieに撃たれる。
FBIはShow親子の暗殺をテロリストの犯行として処理する。
Benは捜査に協力する。
感想
洗脳した人間をトップに据えて影から操ろうとする陰謀を阻止する映画。
洗脳も空想の存在であったが、そろそろ現実の問題になっているのかも知れない。どこまで人間を操ることが出来るのだろうか?
母親が愛する息子を大統領にするために私企業と手を組んで、息子を殺人者に仕立てるのだが、なぜ、息子に直接殺人をさせるのかが、最大の疑問。原作がそうなのだから、変えられないけど。
俳優陣はかなりの熱演。特に冒頭ではかなりの長ぜりふのシーンが連続するのに、それぞれに引っ張っていくだけの演技力がある。しかし、そこまでして説明しなければならないような内容はなかった。密室の会話劇は映画を別の方向に導くだけに終わっている。
Marcoは暴いた陰謀を阻止するために何人もの人間に説明して協力を仰ぐ。その協力者も陰謀を阻止するために相手に説明する。同じ説明が3回は続くことになり、中盤は同じ話の繰り返しになる。そのことにより悲劇的要素が高まるわけだが、物語の進行は滞り退屈する。
フラッシュバックが多く場面転換がわかり難い。人物設定も他の登場人物との繋がりが説明不足だったり、わざと曖昧にしてあったりと袋小路が多すぎる。複雑さの半分以上は無駄に思える。
操られている二人の心の動きが判然としない。夢と現実の境目をどの程度まで自覚しているのかが伝わってこないので、いつも考えていた以上に彼らは知っていたり、それ程知らなかったりと観客は混乱させられる。 主人公の現時点での考え方が不明なのは困りものだ。
コーラス
- アミューズソフトエンタテインメント
- コーラス
- 原題 Les Choristes
- 邦題 コーラス
- 米国 The Chorus
- 公開年 2004年
- 制作国 France / Switzerland / Germany
- 監督 Christophe Barratier
- 評価 4
出演 | 役名 | 役柄 |
---|---|---|
Gerard Jugnot | Clement Mathieu | 音楽教師(舎監) |
Francois Berleand | Rachin | 校長 |
Jean-Baptiste Maunier | Pierre Morhange | 子供時代 |
Jacques Perrin | Pierre Morhange adulte | 著名指揮者 |
Marie Bunel | Violette Morhange | Pierreの母親 |
Kad Merad | Chabert | 体育教師 |
Jean-Paul Bonnaire | La Pere Maxence | 学校の雑役 |
Carole Weiss | La Comtesse | 伯爵夫人 |
Philippe Du Janerand | Monsieur Langlois | 教師 |
Maxence Perrin | Pepinot | 同窓生 |
Cyril Bernicot | Le Querrec | 不良 |
粗筋
問題児の寄宿学校にMathieuが赴任する。
校長に隠れて合唱団を指揮して統率を図る。
母子家庭で母が働くために預けられているPierreは歌の才能があった。
無人の学校がLe Querrecに放火される。
責任をとらされMathieuが辞めさせられる。
校長が訴えられて罷免される。
感想
コーラスは見事だが、ストーリにふくらみがなく残念。
- 角川エンタテインメント
- ニュー・シネマ・パラダイス
また、構成が傑作のニュー・シネマ・パラダイス に似ていることも惜しまれる。
チャーリーとチョコレート工場
- ワーナー・ホーム・ビデオ
- チャーリーとチョコレート工場
原題 Charlie and the Chocolate Factory
邦題 チャーリーとチョコレート工場
制作年 2005年
制作国 USA
ジャンル Fantasy / Comedy
監督 Tim Burton
評価 4
出演 | 役名 | 役柄 |
---|---|---|
Johnny Depp | Willy Wonka | チョコレート工場の経営者 |
Freddie Highmore | Charlie Bucket | 貧しい少年 |
David Kelly | Grandpa Joe | Charlieの祖父 |
Philip Wiegratz | Augustus Gloop | ドイツの食い意地の張った少年 |
Franziska Troegner | Mrs. Gloop | Augustusの母親 |
Julia Winter | Veruca Salt | イギリスの我が儘な少女 |
James Fox | Mr. Salt | Verucaの父親 |
Jordan Fry | Mike Teavee | デンバーの秀才冷徹な少年 |
Adam Godley | Mr. Teavee | Mikeの父親 |
AnnaSophia Robb | Violet Beauregarde | アトランタのスポーツ少女 |
Missi Pyle | Mrs. Beauregarde | Violetの母親 |
Deep Roy | Oompa Loompa | チョコレート工場の従業員 |
Christopher Lee | Dr. Wonka | 歯科医・Willy Wonkaの父親 |
Blair Dunlop | Little Willy Wonka | Willy Wonkaの子供時代 |
Helena Bonham Carter | Mrs. Bucket | Charlieの母親 |
Noah Taylor | Mr. Bucket | Charlieの父親 |
粗筋
5枚の金のチケットがチョコレートの包みに隠されて世界中にばらまかれる。金のチケットを手にした5人とその家族が工場に招待される。
どん欲なAugustusはチョコレートの川で溺れる。
ガムを好きなVioletはフルコースのガムを食べて風船のように膨らむ。
我が儘なVerucaはリスを掴まえようとしてダスターに落とされる。
新しいモノ好きなMikeはテレビの中に実体化。小さくなる。
正直で誠実でやさしいCharlieが最後のご褒美として工場を譲渡される。
感想
- ワーナー・ホーム・ビデオ
- 夢のチョコレート工場
Gene WilderがWilly Wonka役を演じた1971年の前作(原題:Willy Wonka & the Chocolate Factory )では、産業スパイが工場の秘密に1万ドルの値を付けたりして、子供には秘密を守れることが工場を継ぐ条件でした。
ほとんどストーリーは同じなのですが、今回は産業スパイの代わりに前作では登場しなかったWilly Wonkaの父親が重要なファクターとして随所に登場して、最近のファミリー向け米国映画の傾向通り、家族愛が重要なテーマのひとつになっています。
寝たきりの祖父と祖母が4人と同じでも前作では母子家庭という設定なので、今回は父親役が二人も増えて大きく家族構成が違っています。
前作では低予算の中で工夫を重ねてファンタジーの世界を作り上げていましたが、今回は豪華でオモチャのようなチャチな部分はありません。映像を見ているだけでも楽しくなります。レンタルDVDで見たのですが、花火の打ち上がるシーンなどは映画館ではさぞ見事だったでしょう。
共に楽しい映画です。
ボン・ヴォヤージュ
- 角川エンタテインメント
- ボン・ヴォヤージュ 運命の36時間
原題 Bon voyage
邦題 ボン・ヴォヤージュ
公開年 2003年
制作国 France
監督 Jean-Paul Rappeneau
ジャンル Comedy / Drama
評価 4
出演 | 役名 | 役柄 |
---|---|---|
Gregori Derangere | Frederic Auger | Vivianeの幼なじみ・小説家 |
Isabelle Adjani | Viviane Denvers | 女優 |
Yvan Attal | Raoul | 同房 |
Gerard Depardieu | Jean-Etienne Beaufort | 大臣 |
Virginie Ledoyen | Camille | 物理学の助手 |
Peter Coyote | Alex Winckler | 新聞記者・ドイツのスパイ |
Jean-Marc Stehle | Professeur Kopolski | 教授 |
Nicolas Pignon | Andre Arpel | 事業家 |
Michel Vuillermoz | M. Girard | 教授の助手・運転手 |
Nicolas Vaude | Thierry Arpel | Andreの甥 |
Edith Scob | Mme Arbesault | ボルドーの下宿屋 |
Aurore Clement | Jacqueline de Lusse | Vivianeの知り合いの貴婦人 |
VivianeはつきまとうAndre Arpelを射殺。
頼まれて死体を運んでいたAugerが事故をおこす。収監される。
Vivianeはもみ消しを大臣に頼む。
数ヶ月後
ドイツ軍がパリに迫る。Augerは南仏へ移送される前にRaoulの手助けで逃げ出す。
Vivianeは大臣とボルドーへ避難。
Augerは南仏へ向かう列車でRaoulやCamilleと出会う。途中の駅で重水をイギリスに持ち出そうとしていた教授、Camilleの車に乗り合わせて、Auger、Raoulもボルドーへ。
Thierryに絡まれて、Augerの素性が大臣にばれる。
警察に押収されそうになった重水を積んだ車をRaoulが横取りする。
Vivianeは大臣に自分が殺したと告白。
別れを告げられる。
しかし、Vivianeが連れてきたスパイに気づかれ、教授たちは捕獲される。
Augerがトラックで追い、助ける。
Raoulは撃たれる。
Augerはパリへ潜入。Camilleと再会。
真面目なドタバタ喜劇のようにハラハラドキドキさせる展開ながら、途中で何カ所か倦むのはたぶんフランス人の頑固さのせい?
バス男
- 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- バス男
原題 Napoleon Dynamite
邦題 バス男
制作年 2004年
制作国 USA
監督 Jared Hess
ジャンル Comedy
評価 4
出演 | 役名 | 役柄 |
---|---|---|
Jon Heder | Napoleon Dynamite | 高校生 |
Tina Majorino | Deb | 女友達・カメラマン |
Efren Ramirez | Pedro Sanchez | メキシコ人転校生 |
Aaron Ruell | Kip Dynamite | 兄?(32歳) |
Jon Gries | Uncle Rico | 叔父 |
Haylie Duff | Summer Wheatly | 女子高生(生徒会長候補) |
Trevor Snarr | Don | Summerの男友達 |
Shondrella Avery | LaFawnduh Lucas | Kipのチャット相手 |
Carmen Brady | Starla | Summerの女友達 |
Sandy Martin | Grandma | 祖母 |
粗筋
祖母が砂丘で事故り入院。代わりにRicoが来る。
RicoとKipは24点セットのボールなどをセールスして歩く。
Debは自分の写真館の売り込みをしてNapoleonと出会う。
Napoleonはダンス・パーティにStarlaを誘う。Ricoの虐待されているという冗談を真に受けたStarlaの母の後押しでStarlaは承諾する。
PedroはパーティにSummerを誘うが断られ、Debを誘う。
Pedroはパーティの後、生徒会長選挙に立候補を決意。
Kipのチャット相手のLaFawnduhがデトロイトからやってくる。二人は最初からアツアツ。
Pedroの選挙運動は苦戦。
立候補演説の後のショーでNapoleonは練習してきたダンスを披露。大喝采を浴びる。
Pedroは選ばれる。
一時はRicoの軽口で険悪になったNapoleonとDebが仲直りする。
KipとLaFawnduhは結婚。式場に二人のための馬に乗ってNapoleonが現れる。
感想
楽しい映画。
実写映画ですが、TVアニメ「サウスパーク」のようなのんびりしたテンポととぼけたシニカルな笑い(過激ではない)で、アメリカの田舎町で繰り広げられる高校生の生活が淡々と描かれています。
何故か一度見始めると最後まで見てしまう不思議な魅力があります。ストーリーではなく、憎めないキャラクタがこの映画の一番の売りです。
バスのシーンから始まるので、バス男の邦題になったらしい?